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スタッフブログ:大山

大山で第3回「山の日」記念全国大会in鳥取が開催されました!

活動報告 / 2018.08.11


[森のめぐみ感謝祭の様子]

8月10日~11日にかけて、第3回「山の日」記念全国大会in鳥取が開催されました。

「山の日」記念全国大会は、国民の祝日「山の日」の「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」という意義への理解を深め、山に関する課題解決や山の持つ多くの魅力を内外に発信し、地域の山々に親しむ機会を創出するために開催されるものです。

第3回大会の開催地として、自然保護憲章発祥の地であり、一木一石運動など山を愛する人々に守られてきた大山が選ばれました。

「神います山と共に生き、歩む開山千三百年『山を守る聖地』大山から」を大会テーマとして、記念式典や森・里のめぐみ感謝祭など各種イベントが執り行われました。

大山町では、大山の豪円山周辺にて、8月11日に「記念式典」と「森のめぐみ感謝祭」が開催されました。

「森のめぐみ感謝祭」では、県内各地の木工製品等の紹介や、森が育んだ豊かな食や水を存分に味わうことができるイベントが開催され、多くのお客さんで賑わいました。


[「大山の頂上を保護する会」「大山の美化を推進する会」ブース内の様子]

自然公園財団大山事業地では、事務局を務めている「大山の頂上を保護する会」や、「大山の美化を推進する会」の活動をご紹介しました。

その昔、大山頂上碑のある弥山の山頂周辺は、昭和40年代から始まった観光ブームにより登山者が増加し、頂上周辺に広がっていた高山性植物群が踏み付けられて後退し、昭和50年代後半には一木一草もない裸地になってしまいました。

緑豊かだった大山山頂は、無防備な裸地となり降雨・降雪等で土壌浸食が進み、登山道の崩壊も起こるなど、極めて危険な状況となっていました。

そこで、昭和60年4月20日に、地元の自然保護団体、山岳団体、行政などにより「大山の頂上を保護する会」が結成され、「一木一石運動」が展開されました。

「一木一石運動」は“大山頂上の復元は、大山に登る人たち、大山を愛する人たちの力の結集によって、必ず達成される”を運動方針に掲げており、現在も継続して大山の頂上保全活動が続けられています。

土壌流出を防止するためのコモ伏せ工法や、ヤマヤナギなど元々山頂にあった植物の植栽など、多種の崩壊防止作業によって、およそ30年がたった今、頂上周辺には緑が広がり、元々の植生も少しずつ戻ってきています。


[後藤民夫先生が祝辞を述べていらっしゃる様子]

「一木一石運動」等の大山保全活動を推進されてきた功績から、後藤民夫先生をはじめ多くの先生方が環境副大臣より表彰を受賞され、後藤先生は祝辞を述べておられました。

緑豊かだった大山が、人によって破壊され、人によって保全・復元された歴史を持っているということは、若い人たちや県外の人たちにはあまり知られていません。
大山の破壊と保全の歴史をたくさんの方に知っていただき、今後も保全活動が続き、美しい大山の姿をいつまでも見られたら…と思います。

今後もますます大山が良い意味で発展していってほしいと願って止みません。